Macなどのパソコンだけではなく、iPhoneやiPadなど、Apple社の製品を使用する機会はかなり増えています。電話やインターネットだけではなく、写真を撮ったり保存をしたりと、生活をするうえで非常に重要なアイテムといえるでしょう。しかし、時としてそれらの中に保存されているデータが消失してしまうことがあります。ここでは、そんなApple製品のデータ復旧やデータ復旧方法について、ご紹介したいと思います。
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【注意点】ハードディスクのシールをはがすと保証の対象外になる
初めにMacなどの、Apple製品のハードディスクには、出荷時にシールが貼りつけられています。なくなったデータを何とかしようと無理にハードディスクを本体から外してしまうと、保証されなくなってしまうため注意が必要です。また、同様にiPhoneなどのスマートフォンもカバーを開けると保証対象外となります。保証の対象外にならないように、対処をしていく必要があります。対処法については、簡単にでき、なおかつ費用が掛からない順番でご紹介していきます。
1.ゴミ箱に入っていないか確認する
特にパソコンが壊れたわけではないけれども、うっかり自分で削除してしまうこともあると思います。意識して削除してしまったときはいいのですが、気付くと亡くなっていることも少なくないため、そのような時には一度ゴミ箱データの確認をするようにしましょう。もし、その中に残っていた場合は、ゴミ箱から元の場所に復旧することができます。
2.ゴミ箱から削除してしまった場合の対処法
もし、ゴミ箱を確認してもデータがない場合は、Macの中にある「Time Machine」の環境設定が有効になっているか確認しましょう。「Time Machine」というのは、Macが有している独自のバックアップソフトです。メニューバーにあるシステム環境設定から確認することができます。このソフトが有効になっている場合、過去24時間のうちの1時間ごとのバックアップ、過去1か月のうちの1日ごとのバックアップ、過去すべての月の1週間ごとのバックアップがディスクの容量のある限り保存できるようになっています。
そのため、もしゴミ箱を確認しても、データを見つけられなかった場合は、直近のバックアップから該当のデータを探していきましょう。見つけることができれば、そのファイルを選択して「復旧」ボタンをクリックすることで、簡単に復旧することができます。
3.スマートフォンはiCloudを活用する
iPhoneやiPadなどのスマートフォンの場合、「Time Machine」のソフトが組み込まれていません。しかし、スマートフォンの場合は、iCloudというクラウドサーバーを用いたバックアップシステムが構築されています。iPhoneやiPad上にバックアップを持つのではなく、外部のサーバー上にバックアップを持つことができます。お手持ちのiPhoneやiPadの「設定」から、「アカウントとパスワード」にいき、iCloudのバックアップが有効になっているか確認しましょう。有効になっているのであれば、復旧することが可能です。iCloudの設定が有効になっているのであれば、バックアップを復旧することができます。
また、iCloudはご説明したように、本体とは別の場所でバックアップを作成されています。そのため、iPhoneが破損してしまった状態であっても、新しいiPhoneを準備することで元の状態に復旧することも可能となっています。
4.iTunesを使って復旧する
iPhoneやiPadの場合、iTunesと一緒に利用していると思います。iTunesには、パソコン上にiPhoneやiPadのバックアップを残す機能があります。定期的にバックアップを残しておけば、何かあったときに復旧をすることも可能です。また、iCloudと同様に、本体の外でバックアップを行っているので、本体が故障してしまったときでも、他の端末を用意することで、元の状態に復旧することが可能となっています。
5.データ復旧ソフトを使用して復旧する
バックアップも残っておらず、ゴミ箱からも削除されてしまった場合、復旧ソフトを使用することで、データ復旧をすることができる可能性があります。ハードディスク上のデータというのは、見えているパソコン上やスマートフォン上から完全になくなったように見えていたとしても、ハードディスクの中には残っていることがあります。
もちろん、かなり古いデータに関しては完全にハードディスクから削除されてしまうのですが、直近で削除してしまったものであればサルベージすることができます。専用の復旧ソフトには、一定の制限があるものの無料で使用することができるものもあります。もちろん、少しでも便利に効率よく回収したい場合は、有料のものを活用してもいいでしょう。
復旧のソフトを使うと、ハードディスク上にある削除されたデートの読み込みが始まります。読み込み完了後に、目当てのデータを見つけられれば復旧することができるでしょう。
6.専門の業者に依頼をする
データが失われる場合というのは、データを削除してしまった場合だけではなく、そもそもパソコンが故障し、起動しなくなってしまったことで失われることもあります。そのような場合は、専門の業者に依頼をして壊れたハードディスクから、データをサルベージしてもらう必要があります。
もしも今すぐお願いしたいという人は、アドバンスデザイン株式会社のApple製品の復旧サービスを検討してみてください。この会社は完全報酬型で、もしデータ復旧ができなかった場合に料金を請求されることがないので、初めての人でも安心してお願いすることができます。
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ただし、最初にご紹介したとおり、出荷時に貼られているシールを剥がしたり破ったりしてしまった場合、保証対象外となってしまいます。そうなると、何かあったときに対応してもらえなくなるのです。
データ復旧業者の中には、Apple社から正式にデータ復旧協力企業と認定されている業者が存在し、データ復旧を依頼する際には、その業者に依頼をすることで、ハードディスクを開封して復旧してもらった場合でも保障の対象外となることはありません。ただし、そもそもAppleの保証は条件が厳しかったりすることもあるので、あまり気にしない人であれば気にしなくても問題はないでしょう。
状態によって復旧方法はいろいろある
ここでは、MacやiPhone、そしてiPadといったApple製品のデータ復旧、およびデータ復旧方法についてご紹介させていただきました。データを失った状況などによって手軽にできるものもありますが、最悪の場合は業者に依頼する必要があります。自分の回収したいデータはどのような状況に陥っているのかを確認して復旧をしていくようにしましょう。