世界的に有名なパソコンメーカー「DELL」。安価な製品からハイスペックな製品まで幅広い製品の製造・販売を行っているので、この記事を読まれている方の中にはDELL製のパソコンを愛用している方もいるのではないでしょうか?
そんなDELL製のパソコンを利用されている方に質問ですが、パソコンに内蔵されているHDDのデータ復旧方法をご存じですか?メーカーを問わずHDDはいずれ故障してしまう消耗品と言われる機器なので、もしも利用できなくなったときに大切なデータが保存されているのであればデータ復旧が必要になります。
そこで、この記事ではDELL製パソコンの内蔵HDDのデータ復旧についてご紹介していきます。壊れたHDDの修理方法についてもご紹介していくので、DELL製のパソコンを活用されている方はぜひ参考にしてみてください。
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DELL製PCの電源が入らないときの原因と改善方法
DELLパソコンを使っているうちに「急に電源が入らなくなってしまった」という経験をされた方もいるのではないかと思います。
まずは、DELL製のパソコンの電源が突然入らなくなってしまう原因と改善方法を簡単に紹介していきます。
パソコンの内部で帯電が起こっている
DELL製のパソコンの電源が入らなくなる原因の1つとしてパソコンの内部で帯電が発生していることが挙げられます。パソコンは使用しているうちに内部に電気が溜まってしまい、長時間使用していると帯電のしすぎで不具合が起こってしまいます。
そのため、パソコンの電源を常につけているという方は、突然パソコンの電源が入らなくなってしまったというトラブルに遭遇する確率が高くなってしまいます。ただし、帯電が起こったからといってパソコンやHDDが故障しているというわけではないので、溜まった電気を放電させることで症状の改善が見込めるでしょう。
パソコンの放電方法
DELL製のパソコンを放電は、以下のような流れで行うことができます。パソコンが起動しなかったり不具合が発生して困っている場合はぜひ試してみてください。
- パソコンの電源を切る
- 電源コードを抜く(ノートPCの場合はバッテリーも外す)
- 全ての周辺機器を取り外す
- 電源ボタンを約20秒間長押しする
- 電源コードやバッテリーを接続する
このように、放電自体はとても簡単なのですぐに試すことができます。パソコンが起動しない原因が帯電であれば放電を行うことで問題なく使えるようになるでしょう。
一点、ノートパソコンの放電を行う場合、バッテリーがパソコンに付いたままでは上手く電気を逃がすことができないので、バッテリーも外すことを忘れないように注意してください。
バッテリーが寿命を迎えている
DELL製のノートパソコンの多くはバッテリーが付いているため、充電を行うことで一定時間は電源コードなしで使用できるようになります。しかし、長年使っているとバッテリーが寿命を迎えてしまい電源が入らなくなってしまうことがあります。
ノートパソコンで帯電を行なっても症状が改善されない場合は、バッテリーの寿命が原因という可能性もあるため、一度バッテリーの状態を確認してみることも大切です。
電源ユニットが故障している
パソコンの電源がつかない場合、電源コードが抜けてしまっているということも考えられるため、まずは電源コードがしっかりと接続されているか確認をしてみましょう。もし、接続されているにも関わらず電源が入らないといった場合は「電源ユニット」が劣化していたり故障している可能性があります。
電源ユニットとは、電源コードから受け取った電力をパソコン内部の機器へ供給するために存在しており、電源ユニットが故障してしまうと電力が上手く行き渡らずにパソコンが起動できなくなってしまうのです。
HDDが衝撃などにより破損してしまった
パソコンを高いところから落としてしまったり水没させてしまうと、パソコンに内蔵されているHDDが故障してしまい電源が入らなくなることがあります。
HDDは細かい部品で作られた精密機器なので、少しの衝撃で動かなくなってしまうケースも多いです。これらは物理障害と呼ばれ、基本的には個人での修復は不可能なので、専門業者に依頼をすることをおすすめします。HDD内のデータが不要な場合はメーカーの修理に出しても大丈夫ですが、その場合データは全て消えてしまうので、大切なデータが入っている場合はデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。
内部にホコリが溜まっている
長い間使用しているパソコンは、知らず知らずのうちに内部にホコリが溜まっていることがあります。内部にある冷却ファンにホコリが溜まってしまうとパソコンの起動時に発生す熱を上手く外部へ逃がすことができず、パソコンが故障してしまう原因になります。
マザーボードに問題が発生している
マザーボードとは、パソコンのさまざまな装置を動かすための重要な部品で、このマザーボードに何かしらの問題が発生してしまうとパソコンの電源が入らなくなってしまいます。また、マザーボード自体に問題はないが、コンデンサやマザーボードの上についているボタン電池が故障している可能性もあります。
DELLにデータ復旧や内蔵HDDの修理は依頼できる?
パソコンに限ったことではありませんが、どんな製品にも保証期間というものが存在します。保証期間内であれば使用中のトラブルや故障など、メーカー保証で対応してもらうことができるので、DELL製のパソコンを利用されている方の多くは、「何かあればメーカーに相談しよう」と考えているのではないでしょうか?
しかし、基本的にメーカー側でデータ復旧サービスを行っているところは少なく、機器の修理やパーツ交換のみの対応である場合が多いです。ですが、DELLではデータ復旧にも対応していると言われています。ここでは、そんなDELLの保証サービスについてまとめてみました。
保証期間内であれば復旧サービスの依頼が可能
メーカーが対応しているサービスの多くは、機器の修理とパーツ交換のみとなっている場合が多いです。そのため、データ復旧を目的としているのであれば、メーカーではなくデータ復旧会社への相談・依頼がおすすめされています。
しかし、DELLでは保証期間内の製品のみに対して「デル・プロサポート」と呼ばれるデータ復旧サービスを提供しているようです。ですが、DELLが紹介するこちらのサービス内容には、「システム購入時点でプロサポートと共に購入が必要」だと記載されています。
具体的なサービス内容に関しては記載がないため不明ですが、デル・プロサポートは有償保証サービスの可能性が高いでしょう。サービスの詳細に関しては担当者まで問い合わせ、またはWEBサイトから確認できるので、加入を検討される場合は事前にチェックしておきましょう。
保証期間を過ぎているとデータ復旧は依頼できない
DELLでは保証期間内であればデータ復旧サービスに対応していますが、保証期間を過ぎてしまった場合にはデータ復旧の依頼ができないようです。そのため、データ復旧を必要とする場合には別の方法でデータ復旧を行わなければなりません。
ちなみに、一般的なデータ復旧の方法には自分で行うものと専門業者に依頼するといった2つの方法があります。これらの詳細に関しては後ほどご紹介していくので、保証期間が過ぎている、デル・プロサポートに加入していないという方は、ぜひこちらの記事を最後まで読んでみてください。
内蔵HDDの修理は保証期間を問わず対応している
定期的にデータのバックアップを取っている方であれば、突然トラブルが発生したとしてもデータ復旧の必要はないでしょう。しかし、障害が発生している、または故障している内蔵HDDのままではパソコンを利用することができません。
そのような場合は、メーカーに修理の依頼をすることができます。また、修理に関しては保証期間を問わず相談・依頼が可能となっているので、まずは問い合わせをしてみてください。対応はDELLの専門スタッフが行ってくれるので、安心して相談することができるでしょう。
メーカー保証以外でデータ復旧する方法
保証期間を過ぎてしまったDELL製パソコンの内蔵HDDは、メーカーでデータ復旧の対応を行っていません。ですが、メーカー保証以外にもデータ復旧を行う方法があります。1つ目はデータ復旧ソフトを利用する、2つ目はデータ復旧会社に依頼するという方法です。
ここでは、メーカー保証以外でデータ復旧をする2つの方法について詳しくご紹介していきます。お使いのDELL製パソコンの保証期間がすでに過ぎている方は、ぜひ以下でご紹介する方法を使ってデータ復旧を行ってみてください。
データ復旧ソフトを使って自分で復元する
まず1つ目のデータ復旧の方法ですが、データ復旧ソフトを使って自分でデータ復旧を行うというものがあります。有料版のソフトだけでなく、最近では無料のフリーソフトも数多く開発されているので、気軽なデータ復旧が可能です。
また、ソフトによっては初心者でもわかりやすくて使いやすいものもあるので、急なトラブルでデータ復旧が必要になった場合でもすぐに対応することができるでしょう。しかし、場合によっては復旧作業に失敗することもあると言われているため、確実にデータ復旧ができるとは限りません。
また、失敗したからといって復旧作業を繰り返し行うと内蔵HDDに負荷をかけることになるので、状態が悪化してしまいプロでも復旧が困難になる恐れがあります。そのため、どうしても必要なデータの復旧に失敗してしまった場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
プロのデータ復旧会社に依頼する
2つ目のデータ復旧の方法は、専門業者であるデータ復旧会社に依頼することです。データ復旧会社はその名の通りデータ復旧サービスを専門としています。対応スタッフは専門的な知識と技術を持ち、復旧作業を行うにあたっての最適な設備が整っています。
そのため、データ復旧の成功率は高く、論理障害だけでなく物理障害の内蔵HDDからのデータ復旧も可能となっています。しかし、データ復旧会社の中には悪徳業者も存在しており、「データ復旧に失敗したのに高額な費用を請求された」という声が消費者センターに数多く寄せられているようです。
とはいえ、どのような業者が良いのか、どこに依頼すれば間違いないのかなど、信頼できる業者を見分けるのは難しいもの。ですが、信頼性の高いデータ復旧業者を一目で判断できる方法があるので、悪徳業者との違いを知っておくと安心して依頼することができるでしょう。
信頼できるデータ復旧会社の特徴
データ復旧の方法としてご紹介したデータ復旧会社への依頼ですが、依頼先を間違えるとデータ復旧に失敗、さらには高額な費用を請求されるといったリスクがあります。そうしたリスクを省くためにも、信頼できるデータ復旧会社の特徴を把握しておくと、悪徳業者を選ぶことなく安心して依頼することが可能です。
そこで、ここでは信頼できるデータ復旧会社の特徴についてまとめてみました。「自分でデータ復旧をしたけど失敗した」「確実に復元したデータがある」という方は、以下でご紹介する特徴を参考にして信頼できるデータ復旧会社を探してみてください。
相場に基づいた費用でサービスを提供
データ復旧にかかる費用ですが、機器の状態や発生している障害によって異なります。特に高額になるのは重度の物理障害ですが、費用が高いとは言え相場が決まっています。しかし、悪徳業者の場合、最初は相場以下の格安値を提供し、実際に依頼すると相場以上の費用を請求されることがあります。
ですが、信頼できる依頼先であれば相場に合わせた費用でデータ復旧を行ってくれますし、見積もりも作成してくれるので安心して依頼することができます。
失敗した場合のデータ復旧費用は無料
信頼性の高いデータ復旧会社の特徴として、データ復旧に失敗した場合には一切の費用を受け取らないというものがあります。悪徳業者の場合は失敗しても費用を請求されるので、「この業者は大丈夫かな?」と気になる場合は依頼をする前に問い合わせで確認してみましょう。
利用者を不安にさせる発言をしない
悪徳業者は自社の利益を優先しているので、利用者には「今データ復旧をしておかないと大変なことになる」というような発言をしてくると言われています。しかし、信頼できるデータ復旧会社であれば利用者を不安にさせるような言葉を使うことはありません。ですので、もしもデータ復旧の相談を行った業者が怪しい説明や不安にさせる内容を提示してきた場合には、別の依頼先を探しましょう。
最も信頼性が高いのはDRAJ加盟企業
データ復旧会社の中でも最も信頼性が高いと言われているのが、データ復旧協会DRAJに加盟しているデータ復旧会社です。加盟企業であれば自社のホームページ内でも加盟企業であることが記載されているので、一目で確認することが可能。
信頼性が高いと言われる理由に関しては、DRAJ自体が悪徳業者の撲滅を目的とした活動を行っており、高品質なサービスの提供を行っているからです。加盟企業はDRAJのホームページから確認できるので、データ復旧が必要な際は一度チェックしてみると良いでしょう。
DELL製PCの保証期間でデータ復旧の方法は変わる
パソコンを購入すると必ず保証サービスが適用されています。基本的にはメーカーでデータ復旧サービスを行っておりませんが、DELLの場合は保証期間内であれば対応しているようです。
しかし、DELL製パソコンをお使いの方によっては、すでに保証期間を過ぎている方もいるでしょう。その場合はご紹介した2つのデータ復旧の方法を参考にして、目的のデータを復元してみてください。