タブレットの電源が入らないときの6つの原因と対処法！NG行動も解説

タブレットの電源が入らなくなって困っていませんか。タブレットの電源が入らない原因には、充電が切れていたりバッテリーが劣化していたりすることが考えられます。適切な対応をしなければ、タブレットのデータが消えてしまうので、正しい対処法を知っておくことが大切です。

そこで本記事では、タブレットの電源が入らないときの6つの原因と対処法を詳しく解説します。電源が入らないときのNG行動も紹介するので、タブレットを使用できるようにしたい人はぜひ参考にしてみてください。

タブレットの電源が入らない6つの原因と対処法

タブレットの電源が入らない原因として、以下の6つが考えられます。

• 充電が切れている
• バッテリーが劣化している
• システムに不具合が起きている
• 過放電になっている
• 初期不良がある製品を購入した
• タブレット自体が故障している

それぞれの原因と対処法を詳しく見ていきましょう。

充電が切れている

タブレットの電源が入らないのは、充電が切れている可能性があります。タブレットの使用頻度が高かったり、長時間使用していなかったりすることで充電切れとなり、電源が入らなくなっている場合があります。

充電する

電池の残量が完全になくなっていると、充電ケーブルを接続してもすぐに電源が入りません。30分以上充電して、電源が入るかどうかを確認しましょう。

充電ケーブルを接続しても充電ランプがつかない場合は、端子に汚れやほこりがついていないかを確認してみてください。汚れがあれば、きれいに拭き取ったうえで充電ケーブルを繋いでみましょう。ケーブルやACアダプタの破損が疑われるときは、他のケーブルに変えて充電してみるのがおすすめです。

バッテリーが劣化している

バッテリーの寿命は、一般的に3年程度といわれています。バッテリーは充電するたびに劣化するため、充電の頻度が高いほど寿命は短くなります。バッテリーの減りが早くなったように感じたときは、バッテリーが劣化している可能性があるでしょう。

バッテリーを交換する

バッテリーの劣化が疑われるときは、メーカーに問い合わせてバッテリーの交換を依頼しましょう。保証期間内であれば、無償でバッテリー交換をしてもらえる場合があります。メーカーに問い合わせるときは、保証書に書かれている保証期間を確認することをおすすめします。

システムに不具合が起きている

システムのアップデート後に起動しなくなったり、起動後すぐにシャットダウンしてしまったりする場合は、システムに不具合が起きている可能性があります。タブレットに保存しているアプリや、ウイルス感染によってフリーズしてしまう場合もあります。

強制的に再起動する

タブレットを強制的に再起動することで、電源が入るようになる可能性があります。電源ボタンの長押し、もしくは電源ボタンと音量ボタンのいずれか（ホームボタンのあるiPadの場合はホームボタンと音量ボタンのいずれか）を同時に長押しすることで再起動できます。機種ごとに再起動の方法が異なるので、メーカーのサイトで確認しましょう。

ただし、何度も再起動するとタブレットにかかる負担が大きく、症状を悪化させてしまう可能性があります。他の方法を試したうえで、再起動をするのは1度に留めるようにしましょう。

セーフモードで起動する

セーフモードとは、最小限のシステムだけで起動する機能のことです。セーフモードで起動すると、インストールしたアプリが起動されないため、電源が入らない原因がアプリかどうかを判断できます。

セーフモードで起動できる場合は、アプリをアンインストールすることで電源が入るようになる可能性があります。セーフモードの起動方法はメーカーによって異なるため、メーカーのサイトで確認してみましょう。

過放電になっている

過放電とは、バッテリー残量が0％で長期間放置することにより、バッテリーが劣化して充電できなくなる状態のことです。過放電が起きると、充電ケーブルをつないでもすぐに充電が開始されません。

充電ケーブルを接続してしばらく放置する

過放電が疑われるときは、端末に充電ケーブルを接続した状態で30分以上放置しましょう。ただし、故障したタブレットに通電し続けると症状が悪化する可能性があるため、1日程度充電しても修復しない場合はケーブルを抜いて、専門業者に相談することをおすすめします。

なお、充電する際に非純正ケーブルを使用すると、タブレット本体に負担をかけてしまう場合があります。故障の原因にもなるため、純正ケーブルを使用するようにしましょう。

初期不良がある製品を購入した

購入して間もないタブレットの電源が入らない場合は、初期不良である可能性が高いです。製造過程での不具合や輸送中の損傷などが原因として考えられます。

購入店舗やメーカーに問い合わせる

初期不良が疑われる場合は、まず購入店舗やメーカーに相談しましょう。初期不良と認められれば無償で交換してもらえる可能性があります。ただし、交換の際は保証書やレシートが必要となるため、万が一に備えて保管しておくことが大切です。

タブレット自体が故障している

強い衝撃や水没によってタブレット自体が故障していると、電源が入らなくなる可能性があります。また、高温多湿の環境に長時間置いておくことで、内部部品が腐食や膨張を起こしてしまう場合もあります。本体が故障していると、自身で修復するのは難しいため、専門業者に相談するようにしましょう。

メーカー修理に出す

タブレット本体の修理は、メーカーや購入店に依頼できます。しかし、メーカーや購入店による修理では、タブレットが初期化されて保存しているデータがすべて消えてしまう可能性があります。大切なデータが入っている場合は、メーカー修理に出す前にデータ復旧業者に相談することをおすすめします。

専門業者に相談する

自身で修復できない場合は、専門業者への相談がおすすめです。専門知識やスキルをもつ専門業者であれば、機器の故障によって失ったデータを復元できる可能性があります。タブレットのデータを守るためにも、データ復旧業者に依頼しましょう。

データ復旧業者を選ぶときは、以下のランキングを参考にしてみてください。

データ復旧業者ランキング

信頼できるデータ復旧業者を選ぶポイント

タブレットのデータを守るためには、信頼できるデータ復旧業者を選んで依頼することが大切です。復旧業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。

• 成果報酬型を採用している
• セキュリティ対策がしっかりしている
• データ復旧実績が十分にある
• クリーンルームを保有している
• データ復旧協会DRAJに加盟している

どのような業者を選ぶとよいか迷ったときは、DRAJの加盟業者を選ぶのがおすすめです。DRAJ加盟業者は成果報酬制を採用していたり強引な勧誘を禁止していたりするため、悪質業者に依頼するのを避けられます。　

データ復旧協会DRAJについては、以下の記事を参考にしてみてください。

データ復旧協会DRAJとは？活動方針や所属する企業、悪徳業者を見極めるポイントを解説

おすすめのデータ復旧業者3選！

タブレットの電源が入らないときのNG行動

タブレットの電源が入らないときに、やってはいけない行動があります。症状を悪化させないために、以下の行動は避けるようにしましょう。

再起動を繰り返す

症状が軽度であれば再起動をすることで、タブレットが修復する可能性はあります。しかし、何度も繰り返すと症状が悪化してしまう場合があるため、再起動を試すのは一度に留めましょう。

電源が入らない状態で長期間放置する

バッテリーがない状態で長期間放置すると、過放電を引き起こして充電できなくなることがあります。タブレットの状態を悪化させないためにも、そのまま放置するのではなく、なるべく早めに本記事で紹介した対処法を試してみましょう。

通電したままにする

タブレットが故障しているときに通電していると、書き込み動作を続けてしまうため、より症状が悪化する可能性があります。修理に時間がかかる可能性も高まるので、電源コードも抜いて通電されないようにしたうえで、専門業者へ相談するのがおすすめです。

タブレットの電源が入らないときのよくある質問

最後に、タブレットの電源が入らないときのよくある質問に回答します。

タブレットの寿命をのばす方法はある？

タブレットの寿命をのばすためには、なるべく本体に負荷がかからないように使うことが大切です。以下のポイントに気を付けて使用しましょう。

• 高温多湿な環境を避ける
• 電源を付けっぱなしにしない
• 水没や衝撃を与えない
• 付属品は純正品を使う

非純正品は安価なものが多く購入しやすいですが、タブレットに負担がかかってしまう場合があります。タブレットの寿命をのばすためにも、純正品を使用するようにしましょう。

タブレットの電源ボタンが反応しない理由は？

電源ボタンを押しても反応しないのは、充電切れが原因である場合が多いです。まずは充電をしてから再起動を試してみましょう。電源ボタンの故障であれば、自身で修理するのは難しいため、専門業者に相談することをおすすめします。

まとめ

タブレットの電源が入らない原因には、充電切れやバッテリー劣化、システムの不具合、過放電などが考えられます。充電されているか確認したり再起動したりすることで解決できる場合があるので、本記事で紹介した対処法を試してみましょう。

ただし、何度も再起動を繰り返したり、通電したまま放置したりするとかえって症状が悪化する可能性があります。症状が改善しないときは、なるべく早めにデータ復旧業者に相談することをおすすめします。