Macのゴミ箱から削除したデータの復元方法！おすすめのデータ復旧業者も紹介

Macのゴミ箱から大切なデータを削除してしまって困っていませんか。ゴミ箱から削除したデータはTime Machineを活用したり、データ復元ソフトを利用したりすることで復元できる可能性があります。

この記事では、Macのゴミ箱から削除したデータの復元方法を詳しく解説します。削除してしまったデータの復旧方法を知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

Macのゴミ箱にあるデータを復旧する方法

Macのゴミ箱に削除したデータが残っている状態であれば、以下の操作で復旧できます。

1. ゴミ箱を開く
2. 復元したいデータを右クリックし「戻す」を選択する

もしくは、ゴミ箱にあるデータをドラッグしながら移動させることで、元の場所や任意のフォルダに戻すことができます。

Macのゴミ箱から消去されたデータを復元する方法

ゴミ箱の中に探しているデータが見つからないときは、データが消去された原因を特定することが大切です。Macのゴミ箱のデータが消去される原因には、以下のようなケースが考えられます。

• 誤ってゴミ箱を空にした
• HDDやSSDをフォーマットしてデータが初期化された
• ウイルスに感染した
• パーティションが削除された、または認識できなくなった
• システムがクラッシュしてデータを確認できなくなった

誤ってゴミ箱を空にしたときに適切な対処をすれば、データを復元できる可能性があります。

ここでは、ゴミ箱から消去されたデータを復元する方法について紹介します。

Time Machineを活用する

Time Machineとは、Macに搭載されている自動バックアップ機能のことです。Time Machineを有効にしておくと、定期的にバックアップが作成されるので、万が一のときにデータ復元ができます。

Time Machineが有効になっているかどうかは、メニューバーのシステム設定から「Time Machine」をクリックし、「入」になっているかで確認できます。Time Machineを使ったデータの復元方法は、以下のとおりです。

1. メニューバー→「Time Machine」メニュー→「Time Machineに入る」を選択する
2. 画面右側に表示されるTime Machineのフォルダウィンドウで、復元したいデータの日時を選択する
3. データを選択後、ウインドウ下部にある「復元」をクリックする

データ復元ソフトを利用する

データ復元ソフトには、無料で利用できるフリーソフトから、高機能な有料ソフトまでさまざまな種類があります。復旧可能なデータ量や復旧成功率はソフトによって異なるので、復元したいデータから適切なソフトを選ぶことが大切です。

ただし、ウイルスに感染したりHDDのフォーマットを何度も繰り返したりしていると、データの復元が難しくなる可能性があります。また、ソフトが対応していない症状に使用すると、かえって状況を悪化させてしまうリスクもあります。

データ復元ソフトを使用するときは、対応可能な症状であるかをよく確認するようにしましょう。

データ復旧業者に相談する

Macのゴミ箱から削除したデータを復元したい人は、データ復旧業者に相談するのも1つの手段です。Mac本体やHDD、SSDなどの物理障害が発生している場合、自力での修復は難しいです。このような状況で使い続けると、データが上書きされて、データ復旧の難易度が上がってしまうことがあります。

大切なデータを守るためにも、データ復旧業者に相談してみましょう。

信頼できるデータ復旧業者を選ぶポイント

データ復旧業者に依頼するときは、信頼できる業者を選ぶことが大切です。信頼できるデータ復旧業者であるかを確認したいときは、以下のポイントを確認してみましょう。

• 完全成果報酬型である
• 料金体系がわかりやすい
• 追加費用があるときは事前に説明がある
• セキュリティ対策にしっかり取り組んでいる
• 不安を煽る言い方をしない
• データ復旧成功率が高い
• 官公庁や大手企業のデータ復旧実績がある
• データ復旧協会DRAJに加盟している

完全成果報酬型は、データ復旧に成功した場合のみに費用が発生する方式です。データ復旧ができなかったときは費用がかからないので「失敗したのに料金だけ請求される」といった不安を解消できます。

業者選びに迷ったときは「データ復旧協会DRAJ」に加盟している業者から選ぶのもおすすめです。DRAJの加盟業者は、完全成果報酬制の採用や不適切な勧誘の禁止などを活動方針として掲げているので、悪質な業者に依頼するのを避けられるでしょう。

おすすめのデータ復旧業者3選

Macのバックアップを取る方法

大切なデータを守るためには、定期的にバックアップを取っておくことが大切です。Macでバックアップを取るおすすめの方法は、以下の3つです。

• Time Machineの設定を有効にする
• クラウドサービスを活用する
• 外付けHDDやSSDを利用する

1つずつ詳しく紹介します。

Time Machineの設定を有効にする

外付けのHDDを使用してTime Machineの設定を有効にしておくと、定期的にバックアップを取ることができます。macOSがVentura以降の場合は、以下の手順で設定しましょう。

1. 外付けHDDを本体に接続する
2. 「Time Machine」を開き「バックアップデイスクを追加」をクリックする
3. 接続されている外付けHDDを選択し「ディスクを設定」をクリックする

バックアップの頻度は1時間ごと、1ヶ月ごと、1週間ごとから選べるので、自分に合った頻度で設定しましょう。

クラウドサービスを活用する

クラウドサービスとは、インターネット上でデータを管理できるストレージサービスのことです。Appleが提供するiCloudを使用すれば、写真や文書などの大切なデータをクラウド上に保存できるので、Mac本体からデータが消失しても簡単に復元できます。

iCloudは5GBまで無料で利用できますが、より多くの容量が必要なときは有料プランへの加入が必要となります。写真や動画を撮影する頻度が多かったり、仕事用のデータを保管したりする場合は、有料プランの利用を検討しましょう。

外付けHDDやSSDを利用する

自分のタイミングでバックアップを取りたい人は、外付けHDDやSSDの利用がおすすめです。ストレージが大きいHDDやSSDを選べば、大量のデータを保存できます。

外付けHDDやSSDは物理的なデバイスのため、落下による破損や紛失のリスクがあります。データを失うリスクを軽減するためにも、クラウドサービスとの併用も検討してみましょう。

Macのゴミ箱を復元するときのよくある質問

最後に、Macのゴミ箱を復元するときのよくある質問に回答します。

Macのゴミ箱にあるデータが復元できないのはなぜ？

データが入っていたフォルダが外部ドライブにあったり、すでに削除されていたりするとデータを復元できない可能性があります。ゴミ箱にデータがあるのに復元できないときは、まずフォルダにアクセスできるか確認してみましょう。

Macのゴミ箱は何日くらいデータが残る？

基本的にゴミ箱に入れたデータは「ゴミ箱を空にする」を選択するまで残ります。ただし、以下の場合は、30日後に自動的にデータが消去されます。

• Finderの設定で「ゴミ箱を自動的に空にする」にチェックを入れている
• iCloud Driveからゴミ箱に移動した

気付かないうちにデータが消えてしまうことを防ぐためにも、Macのゴミ箱の設定を確認しておきましょう。

まとめ

Macのゴミ箱から削除したデータは、Time Machineやデータ復元ソフトを活用することで復元できる可能性があります。

これらの方法でもデータが復元できないときは、データ復旧業者に相談するのがおすすめです。データ復旧業者に依頼すれば、ゴミ箱から消去された大切なデータを復旧できる確率が高まります。

Mac本体やHDDに物理障害がある状態で使い続けると、データが上書きされてデータ復旧ができなくなってしまうので注意が必要です。大切なデータを守るためにも、できる限り早くデータ復旧業者に相談することをおすすめします。