パソコンのデータ消去を依頼したいけれど、どれほどの料金がかかるのか不安を感じていませんか。パソコンに保存された個人情報は、適切な方法で消去しないと悪用されるリスクがあります。データ消去の料金は消去方法によって異なるので、パソコンの状態や予算に合わせて選ぶことが大切です。
そこで本記事では、パソコンのデータ消去方法とそれぞれの料金相場を解説します。自分でデータを消去する方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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パソコンのデータ消去方法と料金相場
パソコンのデータを消去するためには、データ消去ソフトを使用したり、パソコン回収サービスや専門業者に依頼したりする必要があります。パソコンを初期化するだけではデータが完全に消去されず、復元される可能性があるため注意しましょう。
主なパソコンのデータ消去方法は、以下の4つです。
- データ消去ソフトを使用する
- 家電量販店に依頼する
- パソコン回収サービスを利用する
- 専門業者に依頼する
それぞれの特徴や料金相場を詳しく解説します。
データ消去ソフトを使用する
家電量販店やオンラインショップなどで購入したデータ消去ソフトを使用すれば、自身でパソコンのデータを消去することが可能です。個人向けのソフトの料金相場は、3,000〜5,000円程度です。データ消去ソフトは使用期限がなく、複数台のパソコンに使い回せたり、自分のタイミングで作業できたりするメリットがあります。
データ消去ソフトは、パソコン操作が必要となるため、電源が入らないパソコンには使用できません。
家電量販店に依頼する
一部の家電量販店では、パソコン処分時のデータ消去サービスを行っています。主な家電量販店のデータ消去サービス料金は、以下のとおりです(2026年6月現在)。
| 家電量販店 | 料金(税込・1台につき) |
| ヤマダデンキ | 5,500円 |
| ヨドバシカメラ | 3,498円 |
| ビックカメラ | 1,500円~(パソコンから内蔵ストレージを取り出す際は別途1,500円が必要) |
ビックカメラは、店舗に持ち込んだパソコンの内蔵HDDを目の前で破壊してくれるので、消去の様子が確認できる安心感があります。店舗によってはデータ消去サービスを行っていない場合があるため、持ち込む前に対応の有無を確認しておきましょう。
パソコン回収サービスを利用する
パソコン回収サービスを行っている会社では、処分と同時に消去サービスを提供している場合があります。
国認定のリサイクル業者であるリネットジャパンでは、1台あたり税込3,498円でデータ消去を行っています(2026年6月現在)。パソコン回収のみを依頼する場合は、無償のデータ復旧ソフトの利用が可能です。宅配便で回収してもらえるため、平日に時間が取れない多忙な人も利用しやすいメリットがあります。
専門業者に依頼する
専門業者ではソフトによる上書き消去だけでなく、強力な磁気によるデータ消去や物理的な穴あけなど、消去方法を選べる場合があります。バッファローのデータ消去方法と料金は、以下のとおりです(2026年6月現在)。
| バッファローのデータ消去方法 | 料金(税込) |
| 論理消去(ソフトによるデータ消去) | 3,300円 |
| 磁気消去(強力な磁気によるデータ消去) | 3,300円 |
| 物理破壊(専用の機械で穴を開けるなど物理的な破壊によるデータ消去) | 3,300円 |
| 磁気消去+物理破壊(磁気による消去後に物理的に破壊する) | 6,600円 |
パソコンの状態や求めるセキュリティの高さに応じて、適切な消去方法を選ぶとよいでしょう。専門業者では、パソコン本体だけでなく、取り外したHDDやサーバー、周辺機器のデータ消去にも柔軟に対応してもらえます。
パソコンのデータを消去せずに処分すると個人情報が漏洩する可能性がある

データ消去が不十分なままパソコンを処分すると、個人情報を盗み見られるリスクがあります。クレジットカード情報やパスワードが流出したり、写真やSNSアカウントが悪用されたりする危険性があるため、注意が必要です。
パソコンの初期化だけではデータは消去されず、データ復元ソフトを使用することで、元のファイルが復旧される可能性があります。パソコンを処分する際は、専用ソフトを使用したり専門業者に依頼したりして、データを完全に消去するようにしましょう。
パソコンのデータを自分で消去する方法
パソコンのデータは、自分ですべて消去することも可能です。ここでは、パソコンのデータを自分で消去する手順を解説します。
1.必要なデータのバックアップを取る
データを消去するとファイルを復元できなくなるため、作業前にデータのバックアップを取ります。写真や仕事の書類などのデータは、外付けHDDやSSD、クラウドストレージなどに移行しておきましょう。
バックアップを取る際のデータ格納先別のメリットやデメリットは、以下のとおりです。
| 格納先 | メリット | デメリット |
| HDD | ・データ記憶容量が多い・SSDに比べて書き換え可能回数が多い | ・動作音がする・衝撃や熱に弱い |
| SSD | ・読み取り速度が早い・HDDに比べて衝撃や熱に強い | ・HDDに比べて寿命が短い・容量単位の単価が高い |
| クラウドサービス | ・バックアップのための機器が不要・場所を選ばずにファイルにアクセスできる | ・保存容量に制限がある場合がある・メンテナンス時に利用できない |
自身のデータ容量や予算などに合わせて格納先を選びましょう。
2.データ消去ソフトを準備する
自身でパソコンのデータを消去するためには、データ消去ソフトを使用する必要があります。無料と有料のソフトがありますが、無料ソフトは簡易的な消去法式を採用している場合が多く、データを完全に消去できない可能性があります。確実にデータを消去したい場合は、有料ソフトがおすすめです。
ソフトはOSのバージョンに対応していなければ使用できないため、自身のパソコンのバージョンを確認したうえで購入しましょう。
3.データ消去を行う
データ消去ソフトの指示に従い、パソコンのデータを消去します。データ消去が完了するまでに数時間〜1日以上かかるケースもあるため、途中で電源が切れないようACアダプターを接続し、時間に余裕があるときに行うようにしましょう。
パソコンのデータを消去する際のよくある質問
最後に、パソコンのデータを消去する際のよくある質問に回答します。
電源が入らないパソコンでもデータを消去できる?
電源が入らない場合はソフトを使った消去ができないため、本体を分解して内部HDDやSSDを物理的に破壊する必要があります。物理破壊に対応している専門業者や家電量販店に持ち込んでデータ消去を依頼するようにしましょう。
パソコンのデータ消去を依頼すると中身を見られる?
国認定の回収業者や、プライバシーマークを取得している専門業者であれば、厳重なセキュリティ下で機械的に処理されるため中身を見られる心配はありません。どうしても不安な場合は、目の前で物理破壊を行ってくれる店舗に持ち込むことをおすすめします。
自分でパソコンを破壊してもいい?
ハンマーで叩くなど自力で破壊することは可能ですが、ガラス製ディスクが飛び散ったり、有害物質が出たりする可能性があり危険です。また、内部HDDを粉砕・変形させないとデータが復元される恐れもあるため、安全かつ確実に処分したい場合は専用の破壊機をもつ業者に依頼するようにしましょう。
データを消去したパソコンの処分方法は?
パソコンは資源有効利用促進法によりリサイクルが義務付けられており、以下のいずれかの方法で処分する必要があります。
- メーカー回収に申し込む
- 国認定の回収業者(リネットジャパンなど)に依頼する
- 自治体の小型家電回収ボックスを利用する
- 家電量販店へ持ち込み・下取りを依頼する
- リサイクルショップでの買取やフリマアプリへ出品する
メーカー回収や国認定の回収業者に依頼すれば、配送業者が集荷に来てくれるので手間を少なく処分できます。不適切な処理によるトラブルを避けるためにも、回収業者を利用するときは国認定の業者を選びましょう。
まとめ
パソコンのデータ消去は、消去ソフトを利用したり、家電量販店や専門業者、回収サービスに依頼したりすることで行えます。消去費用は方法や依頼先によって異なるため、パソコンの状態に合わせて選ぶことが大切です。
パソコンの初期化だけで処分すると、データを復元され、個人情報が漏洩する可能性があります。個人情報や機密データを守るためにも、信頼できる専門業者や量販店へ相談してみましょう。


