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TeraStation(Buffalo)のデータ復旧方法!よくあるトラブルや注意点も解説

法人向けのNAS「TeraStation」を運用していて、保存データが消えてしまった場合、「データ復旧できる方法はある?」と気になっている方は多いでしょう。トラブルが発生した際に誤った対処をしてしまうと、データを取り戻せなくなる恐れがあるため注意が必要です。

この記事では、TeraStationでよくあるトラブルや故障事例、データ復旧方法、復旧時の注意点などを詳しく解説します。大事なデータを取り戻したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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TeraStationとは?

「TeraStation(テラステーション)」とは、多くの企業で採用されているバッファロー製の法人向けNAS(ナス)のことです。NASはネットワーク上で接続できるストレージ装置を意味します。TeraStationなどのNASは、ネットワークでつながるPCやスマートフォンなどの複数のデバイスから同時に接続できるため、データの共有も簡単に行えます。

このようにTeraStationは便利なストレージ装置ですが、万が一トラブルや故障が発生してデータが消えてしまった場合には、データ復旧が必要になります。

TeraStationの状態を確認する方法

TeraStationの故障が疑われる場合で、データを取り出したいときは、まずは状態を確認することが大切です。確認方法は以下のとおりです。

  1. 本体の液晶ディスプレイを見て、表示されているエラーコードやエラーメッセージを確認
  2. ERRORランプ・INFO(お知らせ)ランプの色や点滅の仕方を確認
  3. TeraStationの管理ソフト「Nas Navigator2」を開いて、内容を確認

例えば、本体のERRORランプが赤点滅・赤点灯・INFOランプが橙色点滅している場合は、データ消失の危険が高まっている可能性があるため要注意です。このとき、ランプの点滅回数もチェックしておきましょう。特にERRORランプが赤点滅を繰り返している場合は、症状を悪化させないよう電源を切って、通電させないことが重要です。

TeraStationでよくあるトラブルや故障

ここからは、TeraStationでよくあるトラブルや故障について詳しく紹介します。

電源が入らない

よくあるトラブルとして、スイッチを入れても電源が入らず、起動しないケースが挙げられます。まずは本体の起動ランプが点灯しているか確認しましょう。点灯していない場合は、電源ケーブルが抜けていて通電できていないなどの可能性があります。

電源を入れても認識されない

電源を入れても、ネットワークでTeraStationが認識されない場合があります。ネットワークの設定に誤りがないか、またはネットワークやLANケーブルが正しく接続されているかを確認しましょう。正しく設定・接続できているのに認識されないときは、障害や不具合が発生している可能性があるため注意が必要です。

特定のデータにアクセスできない

共有フォルダには入れるのに、特定のデータやファイルにアクセスできないときは、アクセス制限がかかっていたり、ファイアウォールの設定によりアクセスがブロックされていたりする可能性が考えられます。アクセス権やファイアウォールの設定に誤りがないか確認することが大切です。

HDDのエラーランプが点灯している

HDDのERRORランプが点灯・点滅している場合、TeraStationに何らかの異常が発生していることが考えられます。そのまま使用を続けてしまうと、状態を悪化させてしまう恐れがあります。ランプが点灯した際は、本体ディスプレイに表示されるエラーメッセージを確認して、それ以上使用しないようにしましょう。

誤って大切なデータを消してしまった

よくあるトラブルとして、誤って大切なデータを消してしまうケースがあります。この場合、データが上書きされていなければ取り戻せる可能性があるため、すぐに手を止めて機器への通電を控え、データ復旧業者に相談しましょう。作業を続けてしまうとデータが上書きされて、データ復旧が困難になります。

TeraStationを高いところから落としてしまった

配置場所の変更や引っ越しなどの際に、TeraStationを高いところから落として衝撃を与えてしまったことが原因で、機器が故障する場合があります。安易に電源を入れてしまうと、状態が深刻化してデータを失ってしまうリスクがあるので注意が必要です。物理的な故障が疑われる場合は、できるだけ早くデータ復旧業者に相談しましょう。

TeraStationのデータ復旧方法

TeraStationのデータを復旧したい場合は、どうすればいいのでしょうか。具体的な方法を5つ紹介します。

まずは電源ケーブルなどの確認をする

TeraStationが起動しない場合、電源ケーブルが抜けている、電源タップのスイッチがオフになっている、ACアダプターや電源ユニットが故障しているなどの可能性があります。また、電源ケーブルの上に家具などが乗っていて断線やショートしているケースもあります。

まずは、電源ケーブルなどの機器周りに問題がないか確認しましょう。もし正しく接続しているにもかかわらず起動しない場合は、専門のデータ復旧業者に相談することを優先しましょう。

再起動を一度だけ試してみる

電源が入っているのにTeraStationにアクセスできないときは、再起動を一度だけ試してみる方法があります。一度シャットダウンして、電源ケーブルをコンセントから抜き、約1分放置します。そのあとで、再度電源を入れてみて様子を見ます。

もし改善しない場合は、システム障害が発生している可能性があるため、自力での復旧は困難です。何度も電源のオン・オフを繰り返してしまうと、状態が重篤化してしまうリスクがあるので危険です。

ファームウェアの更新を行う

「ファームウェア」とは、ハードウェア機器を直接制御するために組み込まれたソフトウェアを指します。ファームウェアが古いと正しく起動しない場合があるため、更新を行うことでデータを取り出せたり、不具合を解消できたりする可能性があります。

ただし、更新に失敗してしまうとデータが消去されるリスクがあります。事前にバックアップをとっておくことが大切ですが、バックアップがない状態で失敗によるデータ消失も避けたい場合は、自分で試さずに専門のデータ復旧業者に依頼するのが賢明です。

データ復旧業者に依頼を行う

安全かつ確実にトラブルを解決できるのが、プロのデータ復旧業者に依頼する方法です。メーカーに修理を依頼する方法もありますが、初期化されたり、新しいHDDに交換されたりして、データが削除されてしまう可能性があります。大事なデータを取り出したい場合は、データ復旧業者に相談するのがおすすめです。業者を選ぶ際は、高い技術力や豊富な実績、専門設備などがある業者を選ぶとよいでしょう。

データ復旧ソフトを使用する

NASに対応したデータ復旧ソフトを使用して、データを取り出す方法もあります。しかし、データ復旧ソフトの使用は、TeraStationをはじめNASを復旧する際には基本的に推奨されていません。そもそもデータ復旧ソフトで対応できるのは、軽度の論理障害に限られます。

安易に行ってしまうと、HDDに大きな負荷がかかって、取り返しのつかない状態になる恐れがあるため注意が必要です。自力での復旧は控え、専門知識を持ち適切な対応をしてくれるデータ復旧業者に任せましょう。

TeraStationのデータ復旧をする際の注意点

TeraStationのデータ復旧をする際には、どのような点に注意すればいいのでしょうか。主に6つの注意点があるので、見ていきましょう。

電源のオン・オフを繰り返さない

障害が発生しているときには、電源のオン・オフを繰り返さないことが重要です。何度も電源のオン・オフを行ってしまうと、状態を深刻化させてしまう恐れがあります。データ復旧の難易度を上げてしまうので、速やかに電源を切ってケーブルを抜き、そのまま何もしない状態で専門業者に相談することが大切です。

フォーマットを行わない

TeraStationをフォーマットした場合、システムエラーは解消されて利用可能な状態になりますが、保存データはすべて消えてしまいます。フォーマット前の情報が書き換わってしまうため、データ復旧がより困難になります。また、物理障害が起きている場合はフォーマットでは改善されません。安易にフォーマットを実行しないようにしましょう。

HDD単体でPCに接続しない

TeraStationからHDDを取り出してPCに接続したとしても、データの認識はできません。もしPCに接続してしまうと、ファイルシステムが破損して状態が悪化し、データ復旧が難しくなる恐れがあります。HDD単体でPCに接続するのは避けましょう。

自力でHDDの取り外しを行わない

NASは、複数のHDDを使って1つのドライブとみなすRAIDシステムを構築しているため、内蔵のHDDを取り出したり、交換したりするとシステムの規則に乱れが生じ、データの破損・上書きが発生することがあります。データが取り出せなくなるリスクがありますので、自力でHDDの取り出しを行わないようにしましょう。

大切なデータがある場合はデータ復旧ソフトを使用しない

データ復旧方法の項目でも触れましたが、データ復旧ソフトを使用することで状態が重篤化して、データを失ってしまう恐れがあります。大切なデータが保存されている場合、データ復旧ソフトの使用は避け、データ復旧業者に相談することが重要です。

リビルドによるデータの再構築を行わない

TeraStationに障害が発生しているときに、リビルドによるデータの再構築を実行すると、問題のなかったほかの内蔵HDDにも影響が及ぶ危険があります。万が一、リビルドに失敗してしまうと、データの復旧ができなくなる可能性があるため、安易にリビルドを行わないようにしましょう。

TeraStationのメリット

ここでは、TeraStationを導入する具体的なメリットを紹介します。

異なるOSが混在していても使用できる

TeraStationは、ネットワーク上にWindowsやMac、Linux/UNIXなどの異なるOSを使用するPCなどが混在していても、ファイル共有・データ保存ができるメリットがあります。また、インターネットを経由して、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの複数のデバイスからもアクセス可能です。

データ損失のリスクが少ない

TeraStationは複数のHDDでRAIDを構成しているため、高い耐障害性があります。RAID0以外は1台のHDDに障害が発生した場合でも、継続して運用・データ保存ができる強みがあります。また、RAIDの種類や内蔵されたHDDの台数によっては、HDDが2台壊れても運用できます。データ損失のリスクを軽減させるなら、TeraStationの活用が有効です。

TeraStationのデメリット

TeraStationにはメリットだけでなくデメリットもあるため、正しく運用できるようにあらかじめ把握しておきましょう。

耐障害性の高さにも限界がある

上述でTeraStationのメリットとして耐障害性があることに触れましたが、耐障害性の高さにも限界があります。TeraStationの内蔵HDDは製造された時期が同じになる場合が多く、1台が故障すると、同じタイミングでほかのHDDも故障する可能性があります。大事なデータを守るためには、複数のTeraStationを用いて、バックアップが取れる体制を整えることが重要です。

ディスクの寿命が短くなりやすい

HDDは消耗品になるため、3〜4年程度が寿命の目安だといわれています。TeraStationなどのNASはファイルサーバーとして24時間止まることなく稼働している分、内蔵されているHDDには大きな負荷がかかって、寿命が短くなる傾向にあります。ある日突然HDDが壊れてしまうケースもあるため、万が一に備えてバックアップを取っておくようにしましょう

まとめ

多くの企業で採用されているTeraStationですが、データ復旧するためには状態を悪化させないことが重要です。電源のオン・オフを繰り返さない、フォーマットを行わない、HDD単体でPCに接続しないなどに注意して、適切な対処を心がけましょう。また、消えたデータを取り出すためには、専門のデータ復旧業者に依頼することが最も確実な方法です。高い技術力と豊富な実績を持つ信頼できるデータ復旧業者を選んで、安全かつ確実にデータを取り出しましょう。

おすすめのデータ復旧会社3選

データ復旧会社は、全ての会社が安心して依頼できるとは限りません。復旧作業を依頼する際は機器を預けなければならないので、情報の流出を防ぐためにも依頼する業者はしっかりと選ぶ必要があります。

とはいえ、たくさんの会社の中から信頼できるところを探すのは大変ですよね?そこで、ここでは安心して依頼できるおすすめの業者を3つご紹介していきます。人気が高く口コミでも評判の会社をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

【1位】アドバンスデザイン

高い復旧技術と充実した設備を完備している「アドバンスデザイン」は、日本で初めてデータ復旧サービスの提供を始めた老舗の会社です。軍事レベルのセキュリティー管理を行っているので、重要なデータを管理する機器でも安心して預けることができるでしょう。

また、無料で初期診断や依頼時の見積もりなどを対応してもらえるので、気軽に相談できるといった点もおすすめのポイントです。初めて利用される方でも安心して利用できるので、お困りの際はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?

【2位】A1データリカバリー

50万件と豊富な実績を持っている「A1データリカバリー」なら、高いセキュリティーで安心して依頼することができます。復旧作業は即日から対応してくれるので、急なデータトラブルでお困りの方にもおすすめです。また、こちらでは出張サービスも提供しているので、どうしても機器を預けたくないという方でも安心して利用することができるでしょう。

【3位】Buffalo(バッファロー)

パソコンの周辺機器メーカーとして有名な「Buffalo(バッファロー)」は、データ関連のノウハウを熟知しているので、安心して利用できるおすすめの復旧会社です。料金は一律固定となっているので、追加料金を請求される心配がありません。

また、依頼する機器が自社製品であれば無料で対応してもらえる場合があるので、Buffalo製品を利用している方は一度利用してみてはいかがでしょうか?

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著者情報
株式会社CLUTCH メディア編集部
データ復旧会社へのインタビューや調査データを基におすすめ比較とサイトを企画設計し、独自の評価基準にて今本当に信頼できるデータ復旧会社を紹介。 また、メディア編集部としてデータ復旧会社へのインタビュー等を基にPCやサーバ、HDD、SSD、スマホ等のデータ復旧に関わる記事を執筆。
1位

アドバンスデザイン

2位

A1データリカバリー

3位

Buffalo

4位

ロジテック

5位

日本データ復旧サービスセンター(AOS)

アドバンスデザイン A1データリカバリー Buffalo ロジテック 日本データ復旧サービスセンター(AOS)
データ復旧費用

30,000~
180,000円

データ復旧費用

27,600~
196,000円

データ復旧費用

30,000~
120,000円

データ復旧費用

50,000~154,000円

データ復旧費用

41,800~195,800円

データ復旧スピード

当日~7日

データ復旧スピード

2~3日

データ復旧スピード

最短当日で復旧可能

データ復旧スピード

1~5日

データ復旧スピード

当日~7日

データ復旧実績

10,000件以上

データ復旧実績

70,000件以上

データ復旧実績

バッファロー製品以外も多数

データ復旧実績

30,000件以上

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年間12,000件以上

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データ復旧技術

元HDD設計者が在籍しており、高い復旧技術

データ復旧技術

熟知した技術者が携わっている

データ復旧技術

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高い技術力を誇る

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クラス100クリーンルーム、レーザー顕微鏡

導入設備とツール

クリーンルーム

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クリーンルーム

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ISO9001、
ISO 27001

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ISO 27001

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