パソコンの大切なデータが突然消えてしまい、困っていませんか。消えたパソコンのデータは、ごみ箱から復元したり以前のバージョンに戻したりすることで復旧ができる可能性があります。
この記事では、パソコンのデータ復旧方法を6つ紹介します。自身でデータ復旧できないときに依頼するデータ復旧業者の選び方や料金相場、データが消えたときのNG行動も紹介するので、パソコンのデータが消えてしまった人はぜひ参考にしてみてください。
データ復旧をどこに頼んだらいいの?そんなお悩みにお答えします
「データが消えてしまって、どうすれ良いかわからない」、「データ復旧を業者に依頼したいけど、相場がわからない」、
そんなお悩みの方へ、データ復旧比較ガイドは本当に信頼できるデータ復旧会社を徹底比較いたしました。
データ復旧会社の選び方から、復旧会社のランキングをまとめていますので、ぜひご参考にしてみてください。
パソコンのデータ復旧方法
パソコンのデータを復旧するときは、以下の方法があります。
- ごみ箱から復元する
- 以前のバージョンに戻す
- ファイルの履歴から復元する
- システムの復元ポイントを使う
- データ復元ソフトを使う
- データ復旧業者に相談する
1つずつ詳しく紹介します。
ごみ箱から復元する
パソコン上で削除したファイルは、一時的にごみ箱に移動されます。ごみ箱にあるデータは、以下の手順で復元することができます。
- デスクトップの「ごみ箱」を開く
- 復元したいファイルを右クリックする
- 表示されたメニューから「元に戻す」を選択する
ファイルを削除するときに「完全に消去する」を選択すると、ごみ箱に移動されずに完全に削除されてしまいます。また、ごみ箱の容量制限を超えると古いファイルから順番に削除されるため、大切なデータはできるだけ早く復元することをおすすめします。
以前のバージョンに戻す
削除したデータがごみ箱にないときは、以前のバージョンに戻すことでファイルを復元できる可能性があります。この機能はWindowsやMacに標準搭載されており、ファイルを過去の状態に戻すことができます。それぞれの操作方法は、以下のとおりです。
【Windowsの場合】
- 削除したデータが保存されていたフォルダを右クリックする
- 表示されたメニューから「以前のバージョンの復元」を選択する
- 復元したいバージョンを選び「復元」をクリックする
【Macの場合】
- Finderから「書類」フォルダを開く
- 画面上部のメニューから「ファイル」→「バージョンを戻す」→「すべてのバージョンをブラウズ」の順にクリックする
- 表示された画面から目的のバージョンを選択し、「復元」をクリックする
以前のバージョンが見つからない場合は、ファイルの過去の状態が保存されていないため、他の方法を試してみましょう。
ファイルの履歴から復元する
Windowsのファイル履歴機能を有効にしていれば、削除したデータを復元できる可能性があります。Windows11でファイル履歴からデータを復元する手順は、以下のとおりです。
- 「スタート」メニューから「コントロールパネル」を開く
- 「システムとセキュリティ」をクリックする
- 表示された画面で「ファイル履歴」を選択する
- ファイル履歴の画面が表示されたら、「個人用ファイルの復元」をクリックする
- 画面上部にある「前のバージョン」や「次のバージョン」ボタンをクリックする
- 復元したいデータのバージョンを探す
- 目的のデータが見つかったら、画面下部にある緑色の復元ボタンをクリックする
ファイルの履歴の保存期間は設定によって異なるため、古いデータは復元できない可能性があります。万が一の場合に備えて、普段から自動バックアップ機能をオンにしておくことをおすすめします。
システムの復元ポイントを使う
システムの復元ポイントを使用すると、Windowsを過去の状態に戻すことができます。復元ポイントとは、パソコンの基本設定やプログラムの状態を保存したものです。ただし、復元ポイントより後の変更内容は失われてしまうため、大切なデータが消える可能性があります。復元ポイントを使う際は、事前にデータのバックアップを取っておきましょう。
Windows11でシステムの復元ポイントを使用する手順は、以下のとおりです。
- 「設定」を開き、「システム」をクリックする
- 「バージョン情報」をクリックする
- 「関連リンク」欄から「システムの保護」を選択する
- 「システムのプロパティ」画面で「システムの保護」タブを選択する
- 「システム復元」をクリックする
- 「システムの復元」画面が表示されたら「次へ」をクリックする
- 使用したい復元ポイントを選択する
- 「影響を受けるプログラムの検出」をクリックする
- 「削除されるプログラムとドライバー」と「復元が見込まれるプログラムとドライバー」の内容を確認し、問題がなければ「閉じる」をクリックする
- 復元ポイントの内容を最終確認し、「完了」をクリックする
復元が完了すると、パソコンが自動的に再起動され、システムが選択した復元ポイントの状態に戻ります。
この方法はシステム全体を過去の状態に戻すため、特定のファイルだけを復元したい場合は、以前のバージョンに戻したりファイル履歴から復元したりすることをおすすめします。
データ復元ソフトを使う
誤操作によってデータを削除してしまった場合は、データ復元ソフトによってデータを復旧できる可能性があります。しかし、以下のような場合は復旧が難しかったり、症状が悪化したりする可能性があるので注意が必要です。
- データを何度も上書きした
- パソコン本体が物理的に破損している
- ハードディスクに異常がある
このような状況で無理にデータ復元ソフトを使用すると、症状が悪化してデータが消失するリスクを高めてしまいます。加えて、使用しているデバイスやOSによっては復元ソフトが対応していない可能性があるので、事前に復元ソフトの公式サイトで調べておきましょう。
データ復旧業者に相談する
自身でデータを復元できないときは、データ復旧業者に相談するのがおすすめです。専門知識や技術をもつデータ復旧業者であれば、パソコンのデータを復元できる可能性があります。特に以下のような場合は、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。
- パソコンが起動しない
- ウイルスに感染した
- 業務で使用する重要なデータが消えた
大切なデータを復旧するためにも、無理な作業は避け、データ復旧業者に相談するようにしましょう。
信頼できるデータ復旧業者の選び方
パソコンのデータ復旧確率を高めるためには、信頼できるデータ復旧業者を選ぶことが大切です。
データ復旧業者を選ぶときは、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 成果報酬型を採用している
- データの復旧実績が多い
- セキュリティ対策がしっかりしている
- データ復旧率が高い
- データ復旧協会DRAJに加盟している
- ホームページに復旧費用が明記されている
それぞれ詳しく解説します。
成果報酬型を採用している
成果報酬型とは、データの復旧に成功した場合にのみ費用が発生する料金システムです。データを取り戻せなかったときは費用を支払う必要がないため、安心してサービスを利用できます。なかには、1つでもデータを復元できれば費用を請求する業者もあります。
そのような状況にならないためにも、契約前に以下の内容を確認しておきましょう。
- どの程度データが復元できれば費用が発生するか
- 復旧できたデータ量によって料金が変動するか
- 指定データだけ復旧してもらうことはできるか
成果報酬型を採用している業者は、自社のデータ復旧技術に自信があり、高い技術力をもっているといえます。データ復旧の成功率を高めるためにも、成功報酬型を採用しているデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。
データの復旧実績が多い
データの復旧作業は、取り扱う機器の種類や障害の程度によって難易度が大きく変わります。実績のある業者は、さまざまな症状に対する経験が豊富であり、データを復旧できる可能性が高くなります。
データ復旧業者の実績を調べるときは、公式サイトや口コミ、直接問い合わせて確認するのがおすすめです。
セキュリティ対策がしっかりしている
個人情報や企業秘密などの大切なデータが保存されているパソコンのデータを復旧する場合は、セキュリティ対策が徹底されている業者を選びましょう。
安全性が高いデータ復旧業者であるかを見極めたいときは「ISO認証」や「プライバシーマーク」などの認定状況を確認するのが効果的です。これらの認証を受けている業者は、セキュリティ対策が一定基準を満たしていると判断できるので、安心して依頼しやすくなるでしょう。
データ復旧率が高い
データ復旧率の高さも、信頼できる業者を選ぶ際の大切なポイントです。ただし、復旧率の計算方法は業者によって異なり、1つのデータを復旧しただけでも成功とカウントする業者もあります。そのため、復旧率だけでなく、ホームページで具体的な復旧実績の内容も確認するようにしましょう。
データ復旧協会DRAJに加盟している
データ復旧協会(DRAJ)は、データトラブルで困っている利用者保護と復旧サービスの品質向上を目的とした団体です。DRAJは、成果報酬制の採用や強引な勧誘禁止といった活動方針を示しているので、悪質な業者への依頼を避けられるでしょう。
ホームページに復旧費用が明記されている
信頼できる業者を選ぶためには、ホームページにデータ復旧費用が明記されているかどうかも確認しましょう。悪質な業者のなかには、費用を明記せずに高額な請求をしたり、依頼前に法外な費用を要求したりする場合があります。
データ復旧費用は症状によって大きく異なるので、最終的な費用は業者に直接確認することをおすすめします。加えて、口コミサイトで悪い評判がないのかを確認しておくと、より安心して依頼しやすいでしょう。
パソコンのデータ復旧の料金相場
データを復旧する代表的な方法には、データ復元ソフトを使用したり、専門業者へ依頼したりする方法があります。どれほどの費用がかかるのかは復旧方法によって異なるので、あらかじめ料金相場を把握しておくことが大切です。
ここでは、復元ソフトを使用する場合と専門業者に依頼する場合の料金相場を解説します。
復元ソフトを使用する場合
データ復元ソフトには無料版と有料版があります。無料版は費用をかけずに試すことができますが、復元できるデータや容量が制限されていることがあります。一方、有料版は対応しているデバイスやOSが多く、大容量の復旧に対応できるのが特長です。有料版の復元ソフトは6,000円〜1万円が相場とされています。
復元に失敗するほどデータを取り戻せる確率が低下してしまうので、自身で対応するのが難しいと感じたときは、専門のデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。
専門業者に依頼する場合
専門業者による復旧費用は、障害の程度により異なります。症状が軽度の場合は、パソコンの修理ショップで2〜5万円で依頼できるケースがあります。一方、物理的に故障をしていたり重度の故障があったりするときは20〜50万円と高額な費用がかかる場合があるので事前に見積もりを取るようにしましょう。
おすすめのデータ復旧業者3選
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パソコンのデータが消えたときのNG行動
パソコンのデータが消えたときは、以下のNG行動をしないようにしましょう。
- 再起動を繰り返す
- 通電し続ける
- パソコンに衝撃を与える
- フォーマットを行う
- パソコンを分解する
1つずつ詳しく紹介します。
再起動を繰り返す
再起動を繰り返すとパソコン本体に大きな負荷がかかるため、残っているデータが消失したり、データの復旧が困難になったりする可能性があります。症状を悪化させないためにも、再起動をするのは1回に留めましょう。
再起動しても症状が改善しないときは、データ復旧業者に相談してみることをおすすめします。
通電し続ける
パソコンは自分で操作をしていない状態でもプログラムが動作してデータの読み書きがバッググラウンドで行われています。パソコンへの通電を続けているとデータが上書きされてしまう可能性があります。
データが復旧できない状況にならないためにも、電源を切ったうえで電源コードを抜いておきましょう。
パソコンに衝撃を与える
パソコン本体を叩いたりキーボードを強く押したりしても、データが復旧することはありません。強い衝撃を与えることでさらなる故障の原因となるため、避けましょう。
フォーマットを行う
フォーマットを行うとパソコン内のデータが消去されるため、データを復旧できなくなってしまう可能性が高まります。データ復旧にかかる時間が長くなってしまう可能性もあるため、フォーマットしないようにしましょう。
パソコンを分解する
パソコンが水没したり落下したりしてデータが破損した場合でも、自分でパソコンを分解するのは危険です。パソコンは精密機器のため、分解時にホコリや指紋が付着することで症状が悪化する可能性があります。
パソコンの分解にはクリーンルームや専用設備が必要になるので、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
パソコンのデータ消失を防ぐ方法
パソコンの大切なデータを守るためには、以下の方法でデータ消失を防ぐことが大切です。
- 定期的にバックアップを取る
- セキュリティソフトを導入する
- OSやソフトウェアのアップデートをする
それぞれ詳しく紹介します。
定期的にバックアップを取る
パソコンのデータ消失を防ぐためには、HDDやSSD、クラウドサービスを使用した定期的なバックアップをするのが効果的です。自動バックアップの設定をしておくと、データ復旧ができない事態を防ぐことができます。
バックアップデータの格納先別のメリットやデメリットは、以下のとおりです。
格納先 | メリット | デメリット |
HDD | ・データ記憶容量が多い・SSDに比べて書き換え可能回数が多い | ・動作音がする・衝撃や熱に弱い・消費電力が多い |
SSD | ・読み取り速度が早い・HDDに比べて衝撃や熱に強い | ・HDDに比べて寿命が短い・容量単位の単価が高い・データ記憶容量が少ない |
クラウドサービス | ・バックアップのための機器が不要・場所を選ばずにファイルにアクセスできる | ・保存容量に制限がある場合がある・メンテナンス時に利用できない |
セキュリティソフトを導入する
ウイルス感染によるデータ消失を防ぐためには、セキュリティソフトを導入することが効果的です。セキュリティソフトを導入すると、不正プログラムの侵入やデータの改ざんを予防できます。ソフト導入後は定期的にウイルススキャンを行いましょう。
OSやソフトウェアのアップデートをする
OSやソフトウェアのアップデートには、バグ修正やセキュリティ強化などの機能が含まれていることがあります。OSやソフトウェアを最新状態に保つことで、ウイルス感染によるデータ消失を防ぐことができます。
データを安全に保つためにも、定期的にアップデートするようにしましょう。
パソコンのデータ復旧についてのよくある質問
最後にパソコンのデータ復旧についてのよくある質問に回答します。
パソコンのデータが破損する原因は?
パソコンのデータが破損する原因は、大きく「論理障害」と「物理障害」の2つに分けられます。
論理障害が起きる主な要因は、以下のとおりです。
- 誤操作によるデータの削除
- データの上書き
- パソコンのフォーマット
- ウイルス感染
軽度な論理障害であれば、データ復旧ソフトを使うことでデータを取り戻せる可能性があります。重度な論理障害でソフトを使うと、より症状が悪化してしまう場合があるため、自身での対応が難しいときはデータ復旧業者に依頼しましょう。
物理障害が発生する要因には、以下のことが挙げられます。
- 落下や水没
- ハードウェアの故障
- 経年劣化
- 落雷によるショート
物理障害は自身でのデータ復旧するのが難しい傾向があります。物理障害を改善するには専門知識や技術が必要となるため、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
データ復旧業者にファイルの中身を見られる?
データ復旧業者が復旧したファイルを確認することは基本的にありません。ただし、復旧作業が正しく完了したかを確認するため、一時的にファイルを開く場合があります。これは正常にファイルを開けるかどうかの確認程度であり、ファイルの中身を詳しく見ることはないので、情報漏洩の心配は少ないでしょう。
情報漏洩の不安がある場合は、ISO認証やプライバシーマークを取得しているなど、セキュリティ対策がしっかりしている業者を選ぶことをおすすめします。
まとめ
パソコンのデータは、ごみ箱から復元したり以前のバージョンに戻したりすることで復旧できる可能性があります。他にも、ファイルの履歴機能を活用する方法があります。これらの方法でデータが復元できない場合は、専門のデータ復旧業者に相談するのがおすすめです。
データ復旧業者は専門知識とスキルがあるため、自身では復旧が難しいファイルでも、復元できる可能性が高まります。ただし、パソコンの使用を続けると、データが上書きされて復旧が難しくなってしまいます。
大切なデータを復旧するためにも、自身で対応する前にデータ復旧業者に相談するようにしましょう。